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目標4 保護者に進路実現上の要点を伝える
『VIEW21』編集部ヒアリング結果より
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データ作成・加工の
POINT |
保護者に早期から受験を意識させることは重要だが、学校には独自の進路ストーリーがあり、それに立脚して各学年の指導が展開されており、授業中心に学習を継続し、主体的に学校行事にかかわっていけば、大学受験突破の基礎力が育成されることを保護者に理解してもらうことが必要になる。(6)のように、保護者の疑問に教師が答えた資料を、保護者通信等で発信することは、信頼関係の構築にもなり効果的だ。またその際、(7)のように、客観的なデータを加工して提示すれば、学校の提言への保護者の理解度も増すだろう。 |
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プラスαの一工夫 |
保護者の疑問には手持ちのデータを生かす |
保護者への発信を補完する客観的資料・データとしては、「21世紀COEプログラムとグローバルCOEプログラムの採択件数」(07年度9月号9ページ参照)が活用できる。また、合格した先輩の学習記録も利用できるだろう。保護者の疑問には、手持ちの資料・データで答えることができることが多い。日ごろから保護者のニーズを把握しておくことが大切だ。 |
保護者の質問にはしっかり答える |
保護者の質問や疑問を収集するには、保護者会等で「受験生の保護者」として知っておきたいポイント(07年4月号本欄参照)をチェックしてもらったり、保護者通信に質問欄をつくり提出してもらうなどの方法がある。保護者からの質問・疑問に丁寧に答えることは、学校への信頼感の醸成につながる。 |
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「3年0学期」の重要性 |
自立した受験生になるための助走期間として指導する |
2年生の3学期は、授業が休みになる日が多く、生徒が教師の手を離れる時間も多くなる。だが、2年生にとって受験はまだ先のことであり、学習へのモチベーションは上がりにくい。そのため、計画的な学習ができないまま3年生に進級して、最後の部活動や学校行事に没頭し、夏休み前後までに基礎固めが終わらない生徒も少なくない。
受験勉強が本格化するのは3年生になってからでも、2年生の3学期のうちに、計画的に学習に取り組んでみるよう生徒に指導することは、3年生に進級した際のスタートダッシュをスムーズにするはずだ。つまり、主体的な学習ができる受験生に、いち早くなるための助走期間として、3年0学期を捉えたい。それだけに、生徒の弱点や苦手を指摘し、改善を迫る指導だけでなく、長所や得意を発見し、前向きに学習に向かわせる指導も重要になってくる。
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