特集 中・高・大とつなげる「学び」と「指導」
VIEW21[高校版] 新しい進路指導のパートナー
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中・高・大接続の課題

中・高の接続課題
◎主体的な学習態度が身に付かない
◎学区の撤廃・緩和(生徒の一極集中)
◎高校の再編が進まない(学校小規模化)

高・大の接続課題
◎大学入試の全体的な易化
◎推薦・AO入試拡大など、入試の多様化
◎大学で不適応を起こす学生が多い

連続性の観点で再定義する高校の学び

【インタビュー】 早稲田大大学院 安彦忠彦 教授

「自立」と「個性」

◎キャッチアップ型の社会から脱皮した今の日本の教育は、「自立」と「個性」を中学校、高校、大学と連続して育てていくことが必要。

図

いかに自立を促し、個性を伸ばすか

◎「観」の形成、すなわち、幅広い知識や経験が必要。そのため、新課程で共通の必履修科目が設定されたことは評価できる。
◎高校時代が自立の準備時期であり、個性を伸ばす時期。

高校現場が挑戦する取り組み

【対談】
兵庫県立姫路西高校 山尾孝司 × 岡山県立岡山朝日高校 北澤正志

生徒の実態
◎受け身の生徒が増加、
主体性を養うことに苦労(山尾)
◎失敗を恐れる生徒が増えた(北澤)

教師一人ひとりがすべきこと
◎主体性を引き出すために
 「キャリア教育」が必要(山尾)
◎教師が専門性と指導力を磨くこと(北澤)

学校としてすべきこと
◎多忙を理由に「中途半端」に終わらせない(山尾)
◎自校の生徒の特徴をつかみ、重点を置くべき活動を見定める(北澤)
◎必要になるのは高校同士の連携(山尾)
◎中学校と高校が連携して生徒を育てていくという視点をもつ(北澤)


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