「番組の企画、実行を教職歴1年の私に任せてくださった時は、この機会を生かせるように努力しようと思いました。この企画が、開かれた学校づくりに役立つように、生徒の自信につながるように、先輩の先生方と試行錯誤しながら取り組みました。おかげさまで、反響も上々で、毎日楽しみに見ているという保護者の声も寄せられています」(島村先生)
「若手育成には、一人ひとりに頑張れば達成できる課題を与えることが重要だと思います。英会話番組や学校新聞の制作(図2)もその一つです。難しいことでもベテラン教師が手本を見せて一緒に指導する中でできるようになる。このように教師同士が学び合う雰囲気ができれば、学校は変わるのです」(原校長)
「生徒は皆、磨けば光るダイヤの原石のようなものです。これまで磨かれなかったために、その魅力が表に出なかっただけなのです。今は一人ひとりの生徒が注目され、手を差しのべられることで生き生きと活動していると感じます。温かいまなざしがあれば、教師がどんなに厳しく接しても生徒は必ず応えてくれます。生徒中心の指導を徹底することによって、生徒はもっと輝き、本校の魅力も増していくのではないでしょうか」(若松先生)