環境変化・生徒の実態 |
◎今、中学校ではかつて高校が行っていたような進路指導を行っている。中学校の現状を踏まえた高校ならではの取り組みが必要。
〈静岡県〉 |
◎入試の多様化に高校現場が対応しきれていない。特にAO入試の時期が早くなっており、事前事後ともに指導が大変である。
〈福島県〉 |
◎最近の生徒は、主体的な意思決定を敬遠し、自己の進路と今の自分との葛藤を避けようとしている傾向にあると思う。
〈奈良県〉 |
◎社会貢献による自己実現という高次元の理想を持つ生徒層と、日々の楽しみを優先する生徒層との二極分化が進んでいる。
〈富山県〉 |
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指導の中身 |
◎与える指導や調べさせる指導が多く、気付かせる指導が少ない。生徒への日々の問い掛けや語り掛けが弱くなったと思う。〈秋田県〉 |
◎教師が情報を生徒に流すばかりで、自分から調べようとする意識を逆に低下させている気がする。生徒の答えを待てない状況だ。
〈広島県〉 |
◎高校時代に実学、実用、就職を意識しすぎているきらいがある。その結果、将来の職業選択まで幅を狭めているように思える。
〈茨城県〉 |
◎今の努力が将来に結び付くことを理解させるべき。そのためにも日常の学習姿勢、積み上げをきちんと評価するシステムが必要。
〈愛知県〉 |
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教師・組織の力 |
◎1年次からの丁寧な基礎づくりが形骸化し、教師側の組織的な授業改善も進んでいない。学校の基礎体力を見直す時期だ。
〈埼玉県〉 |
◎大学入試の変容、地域あるいは家庭の抱える問題点など、社会の動きそのものについての教師の知識が不足している。
〈山形県〉 |
◎教師が異動して顔触れが入れ替わっても、学校としてぶれることがない進路指導をし、進路実績が残せるかが問題。
〈長崎県〉 |
◎取り組みをいかに厳選するか、いかに維持充実を図るか。そして、改革の熱をどう伝え、伝承していくかが問われている。
〈滋賀県〉 |
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