「本校では数学III・Cを終えるのが8月です。9月には演習が始まりますが、その頃には物理や化学の対策も始まり、数学ばかりに手が掛けられない状態になります。そうなる前に、先取り学習のようなことが出来ないかと考えました。『ラブレター』と名付けたのは、生徒を楽しませながらその気にさせると共に、丁寧に問題に向かわせたいという思いがあったからです」(難波先生)
「3年次を迎えるに当たり、自分には何が必要かという現状認識と、そのために何をすべきか、という見通しを持つことが重要になってきます。2年間の取り組みを土台にして、3年次ではより自分を律して受験勉強に挑んでいける力を付けさせたい。生徒が真の自立した学習者になるために、担任としてどのような支援が必要か、これからも勉強を積み重ねていきたいと思います」
*今回のテーマに関連する過去の記事:
2008年9月号
特集「自立する高校生をどう育てるのか―実践編」