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■研究テーマ |
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研究内容1:イマージョン教育を導入・実践し、教科学力の向上と高い英語運用能力を形成する指導方法の開発
研究内容2:少人数指導の工夫を進め、効果的なカリキュラム編成と語学学習、ITを活用した教育方法の開発
研究内容3:ネイティブ英語教員と日本人英語教員との組織の在り方の研究
研究内容4:海外研修、留学等、国際教育プログラムによる総合的な国際教育の推進と結合した英語教育実践、学校づくりへの発展課題の研究
研究内容5:TOEFLのスコア等を到達度に含む客観的な英語運用能力の評価方法の開発
研究内容6:生徒のインセンティブを高める高校3年間の体系化の研究
研究内容7:大学との学習内容の接続・連携の具体化、一貫した教育システムの中で特徴ある成果を生み出す仕組みの開発
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■そのテーマを研究しようと考えた背景 |
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1995年度の開学以来、本校は英語教育の開発に熱心に取り組んできた。96年度には第二外国語(中国語、ドイツ語、フランス語)、99年度には少人数授業や習熟度によるクラス分けを導入し、00年度には、一般の授業の一部を英語で行う「IP(イマージョンプログラム)コース」を設置している。しかし、TOEFLの平均スコアが向上するなどの成果は着実に見られたものの、研究に対する教師間の認識が様々で、一連の活動の方向性は必ずしも統一されていなかった。また、本校が教育目的として掲げる「国際社会で活躍する人材育成」の実現のためには、後期中等教育段階での教育プログラムの一層の精緻化が求められているのは間違いない。SELHi指定を機に、改めて活動の全体像を見直すとともに、英語教育プログラムの研究を深化させる必要があった。 |
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■当初期待していた成果 |
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・日常会話を超えた、真に実践的な英語運用力の育成
・海外の大学の授業が支障なく理解できるレベルの英語力の習得
・取り組みの体系化
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■対象クラス、生徒人数 |
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SEL(スーパーイングリッシュランゲージ)コース生徒約30名
普通コース生徒(普通コース約370名のうち、4クラス約80名)
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■指導教員、教員人数 |
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教員10名(うち2名は専任のネイティブ教員)からなる「SELHi推進機構」が中心 |
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■指導計画 |
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1年:英語 I(4単位、週3時間)
英語表現 I(2単位、週2時間)
2年:英語表現 II(2単位、週2コマ)日本人教員担当クラス
英語表現 II(3単位、週3コマ)ネイティブ教員担当クラス
3年:Writing(2単位、週2コマ)日本人教員担当クラス
Reading(2単位、週2コマ)ネイティブ教員担当クラス
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■一連の指導の流れ |
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・SELコース
1年次から「数学」「情報」「家庭基礎」「保健体育」でイマージョンプログラムを実施。2年次後半からは理科系や社会系の科目にもイマージョンプログラムを拡大する。授業では多くの科目で英語によるプレゼンテーションやグループディスカッションを実施。「Content-based Teaching(内容重視の授業法)」を採用し、英語力と思考力・表現力をスパイラル的に伸ばしていく。
・普通科コース
「Content-based Teaching(内容重視の授業法)」を採用。生徒の関心が高く、内容的にも新たな知識や視野の拡大につながるような教材を選択的に使用。ビジネスやライフスタイル、トレンドなど、高校生が関心を抱きそうなテーマを教科書以外からも取り入れている。授業はネイティブと日本人教師のチームティーチングを中心に展開。
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■関連資料や教材・プリント・テストなどについて |
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・校内一斉単語テスト
・3年次卒業論文の指導(約50名が英語で執筆)
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■成果 |
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・GTEC for STUDENTSのスコア向上
・TOEFLのスコア向上
・生徒の英語表現に対する意欲の向上 |
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