特集 「大学入試分析」を生かす
VIEW21[高校版] 新しい進路指導のパートナー
  PAGE 2/20 前ページ  次ページ

OVERHEAD VIEW

高校での大学入試分析の現状

大学入試分析を実施する高校は、約9割(「校内組織で実施」+「個人レベルで実施」)
「入試問題分析」を組織的に実施する高校は、3割弱
分析結果を「入試対策用の補習や課題の内容に反映する」が最も多く、9割
分析結果を定期テストや教科書選定に反映させている学校は、5割未満
入試分析を組織的に行う学校は、結果を教師間で共有したり、 学校全体の指導体系に反映するだけでなく、 校内テストの出題内容や教科書選定に反映している割合も高い

具体的な指導への生かし方

成果が上がった背景を分析
低学年時からの学力と大学入試結果との関連を探り、指導に生かす
山形県立山形南高校

難関大入試問題の要求学力を分析
生徒向け「大学入試問題研究」を通し、教師の教科指導力を高める
愛知県立刈谷高校

センター試験後に生徒の個別学力試験の力を教師全員で分析
「北高ボーダー」をつくり、合格可能性を教師全員で分析
長崎県立長崎北高校

高校現場が挑戦する取り組み

【インタビュー】前・島根県立益田高校校長 柴田博

大学入試問題は、大学教育と高校教育を結ぶ太いパイプ
先進的な理論や研究も、確かな基礎学力の延長線上にある
校内テストの作問ノウハウは、入試問題分析の深さと比例して進化する
「長時間集中できる生徒」「得点で合否が決まる現実を受け止められる生徒」の
育成が必要なことが入試問題分析を通して実感できる

  PAGE 2/20 前ページ 次ページ