 |
|
 |
2:夏休みに保護者を通して生活習慣を意識付ける |
 |
|
 |
|
 |
データ活用のねらい |
 |
学校から離れる夏休みに、規則正しい生活習慣を維持・定着させることは、夏休み明けにスムーズに学校生活をスタートさせるためにも非常に重要である。何より夏休み中の生活習慣が規則正しいものであれば、家庭で学習する時間も自ずと確保されてくる。入試に向けての切迫感が少ない2年生だからこそ、まず生活習慣という足場固めを重視したい。
生徒自身に、生活習慣の重要性を伝えることはもちろんだが、夏休み中は保護者の協力も得るように働き掛けることが大切。夏休み前の面談などで保護者に「保護者が子どもに対してできる最大の支援は規則正しい生活の確立であり、それこそが、学習習慣の定着や進路意識の向上へとつながる」ことをしっかりと伝え、サポートをお願いしたい。守らせることは、「三食食べる」「早寝早起きする」「決まった時間に机に向かう」といった基本的なことでよく、こういったことを「子ども任せ」にしてないがしろにしないことが重要だということを理解してもらう。 |
 |
データ活用の流れ |
 |
まずは、保護者のかかわり方の現状をチェックシートで確認する(図3)。そして、保護者のかかわり方や生活習慣の定着が、生徒の成績と相関があることを、データを活用し視覚的に伝える。図3の相関データや、09年度4月号当コーナーの「生活力と学力の相関を意識させるシート」などを利用するとよいだろう。その後、保護者として夏休みにどのような形で子どもに接していけばよいか、具体的にアドバイスを行う。図5のように、保護者に夏休みに心掛けてもらいたいことを、担任の言葉で一覧にして渡してもよい。 夏休み明けには、休みをどのように過ごしたか、図3のチェックを再度保護者通信に掲載するなど、生徒だけでなく保護者にも振り返ってもらう機会をつくり、秋以降につなげる。 |
 |
|
 |
※ 次ページに「プラスαの指導」「活用後のフォロー」があります。 |
 |
|