東京女子医大(東京都新宿区)の医学部教授ら有志は2日、文部科学省を訪れ、同大の現状を説明した。一般社団法人法の特別背任容疑で警視庁から捜索を受けたことや、推薦入試を巡る寄付金問題などについて、同大理事会への指導強化を求めた。

 有志は、同大医学部の新浪博教授ら6人。文科省高等教育局に文書を提出し、同省側からは「介入には限界があり、第三者委員会の報告を待つ」という趣旨の回答があったという。

 文書によると、同大は捜索を受けた後の4月、教職員に説明会を実施。岩本絹子理事長は、捜索容疑の内容は初めて聞いたとして関与を否定したという。