１８歳人口に特別支援学校生含めず＝松本文科相「適切でなかった」―学校基本調査

文部科学省が発表している学校基本調査で、「１８歳人口」に障害のある児童生徒が通う特別支援学校の卒業生が含まれていなかったことが分かった。松本洋平文科相は２日の閣議後記者会見で「必ずしも適切ではなかったと考えている」と述べ、改善を図る考えを明らかにした。

大学などへの進学率は入学者数を１８歳人口で割って算出し、文科省は分母に「３年前の中学校卒業者数」を使用してきた。この人数に義務教育学校の卒業者や中等教育学校の前期課程修了者は含まれていたが、特別支援学校中学部の卒業生が算入されていなかったことを、毎日新聞が１日付朝刊で報じた。