千葉県いすみ市は26~28日、パソコン部の地域移行の実証実験として、市立大原中学校でプログラミング教室を開催した。クラウドサービス開発会社「DONUTS」(東京都)との連携協定に基づく取り組みの一環で、将来的にはデジタルトランスフォーメーション(DX)に強い人材育成にもつなげたい考えだ。

教室は、同社のプログラマー4人が講師を務め、1~3年生の生徒13人を対象に実施。1~2日目はセキュリティー講座やプログラミング言語「Python(パイソン)」の講座を行い、最終日は、ロボットが規定のライン上を走行するよう、生徒自身がプログラムを組んだ。

市と同社はこれまで、市職員の働き方改革や市民サービスのDX施策を進めてきた。DONUTSの担当者は「市が感じている課題に合わせて、他の学校でもやれないか、市側とも協力して探っていきたい」と述べた。