【ワシントン時事】米首都ワシントンにあるアメリカン大学は、米人気歌手テイラー・スウィフトさんを教材にした経済学の授業を今秋開講する。スウィフトさんのコンサートツアーは空前の興行収入を記録し、世界各地で社会現象となっており、「スウィフトノミクス」を掘り下げる。

同大の4月の発表によると、授業ではスウィフトさんのツアーがもたらす経済効果に加え、知的財産権やチケット価格の動き、メディアへの影響などを幅広く分析する。9月18日から10月16日まで、毎週水曜日に約3時間の授業があるという。

レイノルズ経済学部長は声明で「私もファンの一人として楽しみにしている。スウィフトさんは素晴らしい音楽家であるとともに、音楽産業を制覇したビジネスウーマンでもある」と指摘した。

この授業は学生からの要望で誕生した。発案した学生の一人のミーガン・ワイソッキさんは「多くの学生に経済学に興味を持ってもらいたいと思った」と語った。