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- 【誌面連動】『VIEW next』教育委員会版 2022年度 Vol.2
<実践事例で見る 学びのnext>
”教科の本質”に迫るICT活用~小学校・体育の授業編
~京都府 八幡市立中央小学校~
2022/09/14 09:00
新しい学びのスタイルを紹介する本誌連載の「実践事例で見る 学びのnext」。第2回目は、京都府八幡市立中央小学校の実践事例です。
同校では、2021年度、1人1台端末の配備に伴い「GIGA部」を設立。全校を挙げて行う公開授業や、活発な校内研修を通じてICTの活用法を広げ、教員のICTスキルの向上に努めてきました。その結果、授業でのICT活用率は9割を超え、授業に欠かせないツールの1つとなっています。
そして、2022年度からは、教科の本質に迫るICTの活用ができているかといった視点で授業研究を行い、ICTの活用を進化させています。同校の一連の取り組みについての本誌記事と、体育の授業実践をリポートした動画をご紹介します。
本誌記事
本誌記事では、以下の内容をご紹介しています。
・「まずはICTを使ってみる」を目標に、試行錯誤した1年目
・ICTを高活用な最大の要因は、職員室での日常的な情報交換
・2年目は、教科の本質に迫るICT活用を模索
・ICTで授業準備や説明を効率化。捻出された時間は学習活動に充当
・ICTは、子どもの学習意欲や学力の向上に欠かせないと実感
▼本誌記事はこちらをご覧ください(↓)
授業リポート(実践動画)
タブレットで示した習熟度別の練習メニューに基づき、子どもたち一人ひとりが、動画で自分の後転の様子をチェックしながら弱点を克服するという、小学3年生の体育の授業「器械運動【マット】後転」の様子をご紹介します。
授業者の先生は「練習メニューの説明が省け、体育科本来の目的である”運動量”を十分に確保できる点が、ICT活用の最大のメリット」と語っています。
【授業の流れ】
1.めあての確認、準備運動(6分間)
2.各自で練習メニューを選択(2分間)
3.各自で個別に練習(12分間)
4.成功のコツを全体で再確認(5分間)
5.動きを撮影して確認後、再び個別に練習(15分間)
6.本時の振り返り(5分間)
▼実践動画はこちらをご覧ください(↓)
水谷 智明(みずたに・ちあき)
京都府 八幡市立中央小学校
研究推進部 部長
同校に赴任して7年目。
体育科、5学年担任。