来日中のトーマスグリーンフィールド米国連大使は18日、慶応義塾大三田キャンパスを訪問し、学生による人工知能(AI)研究のデモンストレーションに参加した。大使は学生らにエールを送るとともに、AI開発では「ビジネスを崩さない信頼できるシステム」を目指す責任が生じると課題を指摘した。

デモンストレーションでは、太陽表面の爆発現象「太陽フレア」の発生をAIを使って予測するモデルなどが発表された。研究に携わった同大院修士課程の和田唯我さん(24)は「責任あるAIという課題にまい進していきたい」と抱負を語った。