『VIEW next』教育委員会版 2024年度 Vol.3
特集
教育委員会が真にリードする 働き方改革 ─その実現に必要な視点と方策─
文部科学省「教員勤務実態調査（2022 年度）」の結果では、教員のすべての職層において平日・土日ともに実質的な労働時間が減少し、有給休暇の取得日数が増加していることが明らかになった。デジタル化が進んで校務や授業づくりにおける負担が減り、労働時間がある程度削減されている中、次の課題は、教育活動の質のさらなる向上に資する働き方改革にしていくことだろう。そこで今号では、働き方改革のこれまでの成果と今後求められる視点について、有識者の提言とともに、教員が本来の業務に集中できるよう、教育委員会がリードして校務や授業準備、課外活動等のサポート・効率化・削減を進めている事例を紹介する。
【有識者提言】
教員主体で取り組む自律的業務に集中できるよう、 他律的業務の削減や外部リソースの活用を
～東北大学大学院教育学研究科 教授 青木栄一
【事例1】
教員の声を反映してＩＣＴ環境を整備。 校務・授業づくりの効率化、教育の質向上を支援
～東京都 葛飾区教育委員会
【事例2】
指導主事とＩＣＴ支援員が学校と密に連携し、 ＩＣＴを活用した授業改善と働き方改革を推進
～兵庫県 宝塚市教育委員会
【事例3】
学校の現状と子どものニーズを踏まえ、 平日・休日の部活動を一気に地域移行
～兵庫県 神戸市教育委員会
部活動の地域移行に向けて、活動場所や用具・備品の確保、ハラスメント防止などの課題に市教委がどのように向き合っていくのか、取り組みを詳しく紹介します。
【教育長対象 5月24日（土）開催 オンライン座談会のご案内】
“働きやすさ”と“働きがい”が両立する教職、職場へ！ 働き方改革と教員採用のこれからを考える
連載
教育長の視点～その先にあるもの～ ダイジェスト
茨城県／ 島根県、島根県松江市
茨城県の柳橋教育長、島根県の野津教育長、松江市の藤原教育長の視点を、それぞれ詳しく紹介します。
教委の新規事業実現までのストーリー
第4回
子どもが自ら深める学びの充実を目指し、 新たなソフトウェアとＩＣＴ支援員を同時に導入
～新潟県 三条市教育委員会
Benesse Report データで教育を読む
第26回
子どもの「好き」な教科の変化と、「好き」がもたらす影響
牧瀬先生解説 教育×シティプロモーション 先進事例紹介
第3回
公立大学の新設×岩手県北上市
北上市が公立大学の設置を検討している過程や市民のアンケート結果などを、詳しく紹介します。
Reader's VIEW
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