いつもスマートフォンを触っている息子に、「テスト勉強期間中は、スマホを自室に持ち込まないように」と注意しても、「調べものをするために必要」と言って持ち込みます。しかし、しばらくするとゲームをしたり、動画を見たりしていることも少なくありません。どうしたら、この状況を改善できるでしょうか?
(質問者:神奈川県/中3男子・父)
A言い分を聞いた上で、ルールを一緒に決めて、明文化しておく
スマートフォンに限らず、メディアの使用に関することは現代的な課題です。保護者の考えを一方的に話すのではなく、スマートフォンを使うことについて、腹を割って子どもと話し合う姿勢が大切です。
その際、まずは子どもの言い分を、共感的にじっくりと聞いてあげましょう。その上で、「視力が低下する恐れがある」「読書をする時間が減る」など、保護者が何を心配しているのか、どうしてほしいのかを丁寧に伝えます。先に子どもの思いを共感的に聞いておくと、子どもも保護者の話にきちんと耳を傾けてくれます。
そのような共感的な雰囲気の中で、ルール作りに進みます。そこでも互いの話を共感的に聞きながら、民主的な対話を通して、主張したり妥協したりしながら着地点を見つけてルールを作っていきます。
決まったことは、ホワイトボードに書いて、常に見える位置に置きましょう。ルールを運用してみて現実にそぐわない点が出てきたら、また話し合ってルールを書き換えます。ホワイトボードは、書いたり、消したりすることがしやすいので、使用をお勧めします。
そのように、ルール作りに子どもがかかわることが大切なのであり、それによって初めて「ルールを守ろう」という意識が育ちます。また、民主的かつ共感的な対話によって、子どもは「お父さん(お母さん)は自分の話を聞いてくれる。押しつけないで一緒に考えてくれる」と感じて、保護者への信頼感が高まります。そうなっていれば、子どもは何か予期せぬ問題が発生した時も、保護者に相談することができるようになります。
エスヘイ
2022年11月5日 at 10:54 AMスマホ便利ですよね。短時間で知りたいことが解る。
でも、私的には紙媒体の辞典を薦めたい。何て言うか見つけた時のかすかな感動とともに「なるほど感」がスマホでは味わえないので。マーカーを引いたり付箋を付けたりするひと手間が勉強の充実感を味わえる。
それ以外にもありますが時代遅れですかね。