東京大は9日、研究室に無断でカメラを設置し特任教員の女性を撮影したとして、60代の男性教授を停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。処分は3日付。教授は行為を認めているという。

 東大によると、教授は2019年夏、自身の研究室内で複数回にわたり、無断で女性の写真を撮影。大学側に通報があり、発覚した。

 教授は「女性の身辺の安全を心配した」などと説明しているという。同大は調査の結果、性的目的とは断定できなかったとしている。