高校における情報、数学などの教育を重視するカリキュラムの実施と、ICTを活用した文理横断的・探究的な学びのための環境整備を支援する文部科学省「高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)」。
2024年度にスタートした同事業では、公立746校、私立264校の計1010校の高校が採択校となり、1校あたり1000万円を上限とする補助を受けています。各採択校は、ICT 機器の整備や大学・企業などの外部専門人材の活用などを進めていますが、ICTを活用した授業づくりを模索する声も聞こえてきます。そのような中、宮崎県では、宮崎県教育委員会が主導し、DXハイスクールとして求められる教育を行うための教材開発や教員研修を行う体制を、県内のDXハイスクール12校のうち8校が共同して構築しています。
本リポートでは、宮崎県におけるデジタル等の成長分野の担い手を学校間で協力して育成しようとしている同県のお取り組みをご紹介いたします。
同県のお取組みについて、DXハイスクール校の先生方はもちろん、ICTを活用した授業づくりに関心のある先生方を含め、多くの先生方、そして教育委員会関係者の皆さまにご一読いただければ幸いです。