子どもの志望校がやっと決まりました。自分の偏差値と志望校合格に必要な偏差値には差があるため、焦りからか、本人は夜遅くまで勉強しています。
入試への不安を払拭し、自信を持って本番に臨めるよう、声をかけてあげたいと思っているのですが、どのような声かけをしたらよいでしょうか？
（質問者：千葉県／高２男子・母）
A子どもの頑張っている様子や、親が気づいたよい変化を、本人に伝える
子どもが頑張っている姿や様子、好ましい変化を、本人に伝えるとよいと思います。調子がよい時はもちろんのこと、落ち込んでいる時なども、「頑張っているね」「気持ちのコントロールができているね」などと、その頑張りを伝えるとよいでしょう。さらに、「必要なことがあったら、何でも言ってね」といったように、いつも近くで応援している親の気持ちを添えるとよいと思います。また、親自身が受験生だった時の経験やエピソードを話してあげてもよいでしょう。
私の娘が大学受験の頃、何をしてほしいか尋ねたことがあります。すると娘からは、「何もしなくていいよ。そこにいてくれればいいよ」と言われました。親が手伝えることはほとんどなく、もどかしい思いをしましたが、自立していく娘の成長と、私の存在に多少なりとも意味を感じてくれているということが、とてもうれしかったことを今でも覚えています。ご相談者は、お子さんへの声かけを頑張ろうとされていますが、親がそばにいて気にかけていること自体が、既にお子さんにとって、心の支えになっていると思います。
