うちの子は、友だちとあまり仲よくできていないようです。親としては、どのようにかかわるべきでしょうか?

(質問者:三重県/小3男子・母)

A仲よくできない時の状況は主に4通り。それぞれに適した対応を

子どもの思いを共感的な態度で聴き、仲よくできない状況や理由を知ることから始めましょう。仲よくできない時の状況は大きく分けて、次の4通りがあると考えられます。

1つめは、友だちがほしいのにできない、ただし、友だちから避けられているわけではない場合です。積極性が足りず、友だちと一緒に遊べないことが原因として考えられます。担任の先生にお願いして、気が合いそうな友だちから「遊ぼうよ」と声をかけてもらえるよう手伝ってもらうとよいでしょう。

2つめは、友だちがほしいのに、友だちから避けられている場合です。友だちから避けられる理由を探って、その原因を排除する必要があります。例えば、髪型や服装に清潔感がないことが原因の場合は身だしなみを整えましょう。攻撃的な言動が多いために避けられている場合は、親子の時間を増やしたり、スキンシップを増やしたりすることで子どもの気持ちを穏やかにしましょう。

3つめは、元々1人でいることが好きで、友だちをほしいとは思っていない、ただ、必要に応じて友だちと仲よくすることはできる場合です。自分と友だちとの人間関係を調節する力があるということですから、心配する必要はありません。

4つめは、友だちはいらないし、授業で友だちと協力する必要がある時でも協力したがらないような場合です。その場合は、心の病気の可能性もあり得るので、早めに専門家へ相談することをお勧めします。

もし、お子さまが4つのうちのどのケースにあてはまるのかが分からなければ、担任の先生に聞いてみるのもよいでしょう。