『VIEW next』高校版　2023年度 4月号

「総合的な学習の時間」が「総合的な探究の時間」（以下、総合探究）へと変わり、「古典探究」や「地理探究」など、教科においても「探究」が名称に含まれる科目が複数新設されたことが象徴するように、実施２年目となる新学習指導要領では、探究的な学習活動（以下、探究学習）の充実が求められています。中でも総合探究などで行われるような探究学習は、“ 生徒主体” の学習活動などと言われますが、生徒主体と言っても、教師がその学習に何もかかわらないということではありません。では、“ 生徒主体” の探究学習とはどういった学習なのか、教師はそれにどうかかわるべきなのかと問われた時、教師間で共通認識が図れている学校はまだ多くはないようです。今回私は、２つの学校から、社会人の１人として、生徒が探究学習に取り組む場に立ち会う機会をいただきました。生徒たちとやり取りを重ねる中で、探究学習が、彼ら、彼女たちにとって、今までの自分を変える、新しい自分に出会う、そうした学びになっていると感じました。本特集は、その２校の探究学習を取材した記事を中心に、主体的に探究学習に取り組む生徒の姿や生徒にかかわる教師の考え、それに基づくアクションが、読者の先生方に具体的かつリアルに伝わることを目指しました。ぜひ、ご覧ください。

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岩手県立遠野（とおの）高校

長崎県・私立純心中学校・純心女子高校

青森県教育庁

福井県教育庁

京都大学大学院教育学研究科　教授　松下佳代
大阪府・私立高槻中学校・高校　教頭　前田秀樹
大阪府・私立高槻中学校・高校　ティーチング・アシスタント、京都大学大学院教育学研究科博士後期課程　田中孝平

千葉県・私立渋谷教育学園幕張中学校高校

株式会社ベネッセコーポレーション　
社会人教育事業部 　部長　
Udemy日本事業責任者
飯田 智紀（とものり）