『VIEW next』高校版 2025年度11月号
特集
どうすれば見直せる?学校の「あたり前」
【OVERHEAD VIEW】
また、中央教育審議会で現在、議論が進められている学習指導要領の次期改訂に関する論点整理では、「子どものより主体的な社会参画にかかわる教育の改善」が挙げられ、ルールメイキングなど、生徒にも「あたり前」を見直す力が求められています。
そこで今号の特集では、教師や生徒が自校の見直すべき「あたり前」にどうすれば気づき、それを見直すことができるのかについて考えてまいります。
『VIEW next』編集部 統括責任者 柏木 崇
どうすれば見直せる?学校の「あたり前」
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課題整理
育てたい生徒像を明確にすることが、「あたり前」を見直す鍵に
東京都公立小中一貫校管理職、一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所認定トレーナー、星槎大学大学院客員研究員 茂木 正浩(もぎ まさひろ)
事例1 業務負担の軽減/持続可能な探究学習
現場の問題意識に耳を傾けて課題を発見し、若手・中堅の教師が中心となって取り組む
長野県野沢北高校
事例2 教師の勤務形態/部活動の実施形態
株式会社を設立し、勤務時間外の業務を委託。有志の教師の労働環境を守りつつ、生徒の意欲に応える
愛知県・私立滝中学校・滝高校
事例3 業務負担の軽減
ICTを活用し、出欠や成績のデータを一元管理。校務負担の軽減と指導の充実を図る
兵庫県・私立滝川中学校・高校
事例4 校則の見直し
生徒主体の校則の見直しを通して、「自分たちが学校をつくる」意識を高め、行動を促す
岩手県立千厩(せんまや)高校
Column
教師だからできる、生徒の「あたり前」の見直しへの伴走
認定特定⾮営利活動法⼈カタリバ 藤本 雅衣子(まいこ)
先生なら、どうしますか?
200人の生徒全員の担任になることを誓った私が、40人を前に自問したクラス担任としてのあり方
鳥取県立米子(よなご)東高校 蓑原 知也
生徒と創る学びの情景

表紙の学校
奈良県・私立天理高校
全力を尽くした先に
指導変革の軌跡
学校改革
より選ばれる学校を目指し、全教師が最大限の力を発揮できる体制を確立
千葉県・私立東葉(とうよう)高校
大学入試トレンド解説
2026年度大学入学共通テスト直前期の出願指導のポイント
ウェブ連載記事ダイジェスト
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■「中核的な概念」の理解が深まる授業デザイン
工業 身近な題材のパフォーマンス課題で知識間の関係性に気づかせ、中核的な概念へと昇華させる
富山県立魚津工業高校 佐伯 智成
化学 グループでの生徒主体の学びを繰り返す中で、「そうか!」という瞬間との出合いをつくる
長崎県・私立純心中学校・純心女子高校 槌本 六秀
■「やらされ探究」から「マイ探究」へ!
生徒が時間をかけて探究学習の課題を設定するための体制と環境を構築
千葉県・私立芝浦工業大学柏中学高校
「Will」「Can」を重視した課題設定と地域とのつながりを通して、探究学習の価値を実感する
新潟県立中条高校
■事例で深める!学習評価
評定への総括の組み合わせ議論を通じて、評価の質を向上
北海道滝川西高校
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