『VIEW next』高校版　2022年度 1２月号

以前の教育現場におけるＩＣＴは、「校務用コンピューター」「電子黒板」など、どちらかと言えば教師側のツールであり、多くの学校において、生徒が主体となってＩＣＴを使うのは、数学や理科、情報といった、一部の教科や場面だったと思います。しかし、ここ10 年の間でのデジタル環境の進展に伴い、生徒が自分の学びや活動の内容・成果を電子化して記録・蓄積するe ポートフォリオや、教材や生徒の成果物などをインターネット上に保存したり、クラス内等で共有したりする教育クラウドが普及。そして、「ＧＩＧＡスクール構想」によって、生徒が１人１台の端末を持ち、授業はもちろん、あらゆる学びや教育活動で、生徒と教師双方がＩＣＴを使いこなすことが必要な時代となりました。言わば、ＩＣＴは「指導・支援のツール」だけではなく、「学びのツール」になりつつあるわけですが、そうした活用はまだこれから、という学校も少なくないようです。 本特集の製作過程でお話を伺った先生方が口々におっしゃっていたのが、教師も生徒も「まずは使ってみる」「気軽に使ってみることができる環境をつくる」ということでした。使うからこそ見えてくる新しい景色、これからの10 年を、本特集でまずはご体感ください。

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青森県立八戸西高校　進路指導部主任　宮重太一
大阪府・私立関西学院千里国際中等部・高等部　進路情報センター長　米田謙三
広島県・私立修道中学校・修道高校　中学教頭　藏下（くらした）一成

青森県立八戸西高校

大阪府・私立関西学院千里国際中等部・高等部

広島県・私立修道中学校・修道高校

東北学院大学　文学部　教授　稲垣　忠

兵庫県・私立三田（さんだ）学園中学校・高校

同志社大学　商学部
教授　髙橋広行