娘は小学5年生なのですが、人の話を聞く時や食事の際に見られるちょっとした悪い癖を修正することが難しくなってきている気がします。癖が出る度に声をかけたり、相手がどう感じるのかを伝えたりするようにしていますが、なかなか直りません。どのような声かけをすればよいのでしょうか。

(質問者:広島県/小5女子・母)

A悪い癖が見られたら、その場で注意を繰り返す

よくない癖が出ていることに気づいたら、その場で注意しましょう。同時に、物事にはやってよいことと悪いことがあり、「悪いことは悪い」というルールをきちんと説明し、それをひたすら繰り返しましょう。まだ小学生ですから、条件反射的に指導を繰り返すことはとても大切ですし、効果的です。

ポイントは、何が駄目なことで、それをしないようにするにはどうすればよいのかを明確にすることです。その時々でよいか悪いかが変わったり、よい、悪いの境目があいまいだったりすると、子どもは、どのように直せばよいのか、そもそも直すべきなのかどうか、分からなくなってしまいます。

また、大人から見ると、子どもの癖はすべて気になるとは思いますが、「今月はこれを直そう」などと、直す癖の優先順位をつけてあげましょう。大人であっても、あれもこれも一度に直すのは、なかなか難しいものです。「今はこれだけを意識して直せばよいんだな」と集中させて、その癖が直ったらお子さんを褒めてあげましょう。きっとお子さんは、達成感を得ることと思います。

また、決まり事をつくる時は、「できるだけ~しない」といった、あいまいな言い方ではなく、「~しない」などと断言調にして、よし悪しの範囲を明確にするとよいでしょう。