
旧文部省庁舎=東京都千代田区
文部科学省は27日、「年内入試」と呼ばれる大学の総合型選抜と学校推薦型選抜に、面接の実施を義務付ける「大学入学者選抜実施要項」を公表し、各大学などに通知した。
大学入試では、学力で合否を決める試験は2月1日以降に実施するルールがある。昨年から、調査書や小論文、面接などの評価方法と組み合わせることを条件に、同日より前の学力試験実施が容認されたが、一部の大学では面接などの配点を著しく低くし、学力試験の結果でほぼ合否を決めるケースが見られた。
入試ルールを議論する「大学入学者選抜協議会」は、こうしたケースを「実質的な一般選抜の前倒しで、志願者の能力や意欲などを多面的、総合的に評価する総合型選抜や学校推薦型選抜の趣旨に反する」と問題視。オンライン形式や集団討論などを含めた面接を義務付け、学力試験の結果とバランスを取って合否判定に用いるよう求めた。
年度内の面接導入が難しい大学には、2年間の猶予期間を設ける。専願の指定校推薦や付属校からの内部進学の場合、面接を実施するかは各大学の判断に委ねるとした。


