
韓国のスターバックスを非難する人々=5月27日、ソウル(AFP時事)
【ソウル時事】韓国の民主化運動をやゆするような販促キャンペーンで批判を受けたスターバックスに関連したやじを飛ばしたとして、高校の野球部に6カ月の大会出場停止処分が下されたことが物議を醸している。選手らが民主化運動を侮辱したとの批判が出る一方、処分は「やり過ぎ」との声も上がっている。
韓国メディアによると、問題のやじは6月29日、ソウルの培材高校と南西部・光州の光州第一高校の試合で飛び出した。培材高の一部選手が試合中、ベンチから「スタバへ行こう」「タンクデー」などと叫び、光州第一高のコーチが抗議した。
スタバは、5月に「タンクデー」と題したタンブラーの販促キャンペーンを実施したが、1980年5月に軍が民主化運動を弾圧した光州事件を想起させるなどとして、非難を受けた。選手らの発言はこの事件を念頭に、光州第一高をからかったとみられる。
批判が広がり、培材高は「スポーツ精神を毀損(きそん)した」とする謝罪文を発表。大韓野球ソフトボール協会は1日、同校に対し、全国大会6カ月出場停止の処分を決めた。
処分は進学への影響が大きいとみられ、保守勢力を中心に「学生に未来を諦めさせる制裁に近い」(最大野党・国民の力)といった反発の声が上がる。一方、報道によると、培材高前には一時「民主化運動を侮辱した」と書かれた弔花が置かれる事態が起きた。大統領府は、学生への処分に関し「北朝鮮の姿だ」などと投稿した政府高官に対し、不適切だとして厳重注意した。


