【パリ時事】フランス各地で1日、一部の高校生らが学習環境の改善を求め、学校を封鎖する抗議行動を展開した。校舎周辺や路上で放火、破壊行為も相次ぎ、AFP通信によると約2000人が警察に拘束された。

 内務省の統計では、国内の高校の3割弱に相当する1000校強で抗議行動があり、うち222校が封鎖された。2日は400校が休校となる。

 抗議は9月にパリ郊外の高校で始まった。生徒らは老朽化した校舎の改修や教職員の増加を要求。急進左派政党「不屈のフランス(LFI)」の支持を受け、全国規模に拡大した。

 LFI所属の自治体首長は同月29日、「暴力は場合によって正当化される」と発言。今月1日には高校生と警官隊の衝突が相次ぎ、多くの警官が負傷した。ヌニェス内相は「もはや権利要求の正当な表現ではなく、都市型暴力の様相を呈している」と非難した。