
北海道大=札幌市北区
北海道大大学院理学研究院の化学部門で、准教授らに学生を配属しない取り決めなどがあり、北大は2日までに、組織的なアカデミックハラスメントと認定したと明らかにした。
北大関係者によると、同部門の教授会は2020年度、教授が退職するなどした研究室に残った准教授らを「旧スタッフ」と呼び、新たに学生を配属しない内部基準を決定。実際に配属は行われなかった。内部基準には、旧スタッフに居室を移動させることなども盛り込まれた。
准教授らは24年、教授会の対応について、北大ハラスメント対策室に訴え出た上で調査を求めた。北大によると、大学側が調査した結果、今年7月に組織的なアカハラと認定した。
北大は取材に対し、「これまで関係者のプライバシー保護などの観点から回答を差し控えていた」と説明。今回、アカハラ認定を明らかにした理由について「組織的なハラスメントだったことを鑑み、公的機関としての説明責任を踏まえた」とした。
その上で、「理学研究院では関係者に対して必要な措置を講じるとともに、注意喚起など再発防止に取り組んでいる」と回答したが、関係者の処分の有無などは明らかにしていない。


