読書に関し、小中学生の7割が本を読むことを好きと感じている一方で、読書時間が週1時間未満の子どもも7割を超えたことが、分かった。秋の読書週間(10月27日~11月9日)を前に、公益財団法人「博報堂教育財団こども研究所」が調査し公表した。

 調査は8月9日、全国の小学4年生から中学3年生を対象にインターネットで実施し、児童・生徒1200人とその保護者から回答を得た。

 読書が「大好き」とした児童・生徒は12.8%で、「好き」「まあ好き」と合わせ69.3%だった。一方、1週間の読書時間は「全く読まない」が17.4%、「1時間未満」が55.2%で、「1時間以上」は3割弱にとどまった。また、小学生よりも中学生の方が本好きの割合が減り、読書時間も短い傾向にあったことも浮かび上がった。

 読書に関する意識については、「本を読むよりも動画やゲームのほうが楽しい」は76.5%で、「本を読むのは楽しい(63.9%)」を上回った。本が好きでも、動画やゲームを優先して読書時間が短くなっているとみられる。

 保護者の読書習慣についても尋ねたところ、読書時間が週1時間以上の家庭では、本を好きと回答した子どもが9割に達した。「子どもの関心がある本を用意している」「よく読み聞かせをしている」「図書館・書店によく連れて行く」など積極的に関わる保護者の割合は、全体で49.0~67.0%だったのに対し、読書が大好きと答えた子どもに限ると81.7~88.9%に上った。