政府は31日、熱中症対策に関する関係閣僚会議を首相官邸で開いた。高市早苗首相は、2035年度までに学校体育館などへの空調設置率を100%にする目標の前倒しを指示した。厳しい暑さが続いていることを踏まえ、対策を加速させる。

 首相は「特に熱中症の重篤化が懸念される高齢者、子ども、労働者を守る取り組みを充実していく」と強調。対策に当たる人員や予算を十分確保するよう求めた。

 文部科学省の調査では、災害時に避難所となる全国の公立小中学校の体育館や武道館での空調の設置率は、今年5月時点で3割にとどまる。最大震度7を観測した地震が起きた熊本県内でも20.9%と設置が遅れている。