熊本県で最大震度7を観測した地震の発生から1カ月となった28日午前、八代市の小・中学校と特別支援学校の計40校で2学期が始まった。同市の太田郷小では児童らが笑顔で登校し、久しぶりの再会を喜び合う光景が見られた。

 7月28日の地震発生後、市内ではほぼ全ての学校で避難所が開設された。市教育委員会によると、2学期開始に向けて校舎を確保するため、被害の大きかった地区の16校に避難所を集約したという。

 午前7時すぎ、太田郷小のグラウンドには鉄棒で遊ぶ女児の姿があった。登校した児童らは続々と集まり、始業前からサッカーも始まった。6年生の女子児童(11)は「地震の後片付けで友達とも遊べなかった。学校に来られてうれしい」と笑みを見せた。

 市内では、全6カ所の給食センターが被災し、ほとんどの学校の調理室も使えない状況だ。そのため給食センターが復旧するまでの間は、調理室が使える一部の学校を除き、おかずをレトルト食品で賄う。食器も洗えないため、児童らは空の弁当箱や箸を持参して登校する。