
SNSのアイコンが映ったスマートフォンの画面(AFP時事)

欧州連合(EU)欧州委員会の本部ビルに掲げられた欧州旗=ベルギー・ブリュッセル
【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)欧州委員会は17日、子供のオンライン上の安全を強化する「EU子供法案」を発表した。EU全域で13歳未満のSNS利用を禁止する一方、自分のアカウントを開設できる最低年齢を15歳とする。今後、加盟国で構成するEU理事会と欧州議会が法案を審議する。
13歳以上15歳未満は、保護者が設ける「ミニアカウント」を通じてSNSを使えるようにする。交流相手を制限し、利用時間は1日最大1時間とする。3歳以上13歳未満はSNSを利用できないが、保護者のアカウントを通じ、子供向け動画サービスなどの1日最大1時間の利用を認める。3歳未満については、スマートフォンなどの画面を見せないことを原則とする。
法案はSNSや動画投稿サイト、オンラインゲーム、対話型人工知能(AI)など、18歳未満が利用するサービスについて、子供の安全に配慮した設計を義務付ける。依存を招く機能や、有害なコンテンツに誘導する推薦機能などを禁止する。大手事業者には、サービスが子供にとって安全な設計になっていることを自ら証明する責任を負わせる。
フォンデアライエン欧州委員長は記者会見で、欧州の若者がオンラインで過ごす時間は平均で1日4~6時間に上ると指摘。10歳未満でSNSを使い始めた人の場合は7~8時間に達し、「大人のほぼ1日分の労働時間に相当する」と述べた。その上で「あまりにも多くの子供が、対応の準備ができていないオンラインの世界に、早過ぎる時期からさらされている」と警鐘を鳴らした。


