息子があまり、父親である私と会話をしません。妻からの情報では、友だちとはある程度会話をしているようです。学校の様子も息子からは聞けないので、学級通信頼りです。男子の思春期はこんなものかと思いつつも、将来自立していくためには、小学校から中学校へと進学する中で、多くのことは話せなくても、最低限のことは息子に伝えていきたいと思っています。無口な男子とのコミュニケ―ションのコツと、最低限伝えておくべきことがあれば教えてください(私自身は会話することは嫌いではない方です)。

(質問者:鹿児島県/小6男子・父)

A子どもと2人で過ごす時間をつくり、父子関係構築のきっかけとする

この時期の父子によく見られる状況ですね。欧米と比較すると、日本の家庭は母親の存在が大きく、父親の子育てへの関与や発言力が低いことが多いようです。しかし、小学6年生の男子であれば、本来は父親がもっと関与すべきです。母親の関与が強いまま成長すると、高校生になっても母親に朝、起こしてもらうなど、母子で互いに子離れ、親離れができにくくなります。精神的にも身体的にも成長していく時期で、性や恋愛、体の発達の悩みなどが増えていくため、話し相手は男性の方が適していることは明らかです。父親以外にも、親戚や近所のお兄さん的な存在、課外活動の仲間、塾のような学校外で話のできる友だちがいるとよいですね。

この時期から保護者と子どもが何気なく話し合える習慣がついていると、長期的によい関係を築きやすくなります。お父さんへのお勧めは、長期休みなどに父子で2人旅をすること。「○○に行って△△を見る」「□□をする」といった目的があることがポイントです。同じ方向を向いて同じ時間、同じ経験をともにすることが、親子関係の構築には非常に有効です。最初は嫌がるかもしれませんが、多少無理にでも連れていってはいかがでしょうか。父親に強く誘われれば、内心はまんざらでもないはずです。男同士ですから、旅先での口数は多くないかもしれませんが、帰宅後の会話は滑らかになるはずですし、いずれ受験や就職の相談をしてくるようになるかもしれません。もし、旅行が難しければ、近場でのキャンプや山登り、日曜大工、近距離のドライブなどでも構いません。ぜひ、長期にわたる男同士の信頼関係を築いてください。