新聞を教育現場で活用することの周知と浸透を目指し、第31回NIE(教育に新聞を)全国大会が30日、広島市で開幕した。大会のスローガンは「ニュースとであう社会とつながる~『自分』を育てるNIE」。冒頭、被爆ピアノと、被爆樹木で作られた楽器による演奏が行われ、熊本県で28日に発生した地震の犠牲者に黙とうがささげられた。

 日本新聞協会の中村史郎会長はあいさつで、生成AI(人工知能)は子どもたちの考える機会を奪うリスクがあると強調。「子どもたちには、信頼できるニュースにまず触れてもらいたい。情報リテラシーを高め、自ら考える力を身に付けてほしい」と話した。

 元陸上選手の為末大氏が「情報に振り回されず、寛容に自分を生きていく力」と題して記念講演したほか、教員や学生によるパネル討議も行われた。

 大会は2日間の日程で行われ、31日は公開授業や実践発表などの分科会を予定。新聞を活用した多くの取り組みが紹介される。