沖縄県名護市辺野古沖で小型船2隻が転覆し、研修旅行中だった同志社国際高校(京都府)の女子生徒ら2人が死亡した事故を受け、府は9日、学校の安全管理が著しく適正を欠いたとして、同校への私学運営費補助金を減額すると発表した。支給済みの2025年度分は50%減とし、約1億円の返還を求める。26年度分は25%カットする。

 私学運営費補助金は、学校の生徒や教員の数に応じて算定される。府は25年度に同校へ約2億円を支給し、26年度は事故を受け保留していた。

 府は同補助金に関し、他自治体では最大25%減額した例を把握している。西脇隆俊知事は9日の記者会見で、25年度分を50%減額とした理由について「生徒の貴い命が失われる重大な結果に至ったこと、社会的な影響などを総合的に勘案した」と説明。26年度分は学校側の再発防止策などを考慮して減額幅を縮小したとし、27年度以降は「白紙」と述べた。

 学校側は、減額に関し「厳粛に受け止め、再発防止策などで示した取り組みを着実に実施し、安全確保を徹底する」とのコメントを発表した。