文部科学省は16日、2030年度以降に使用する教科書について、全国の教育委員会などを対象に実施した意向調査の結果を公表した。小中高校いずれも「紙とデジタルの併用」を望む回答が最多で、小学校88.3%、中学校86.3%、高校78.4%だった。

 タブレット端末などで閲覧する「デジタル教科書」を正式な教科書とする改正学校教育法が6月に成立した。30年度にも使用が始まる見通し。

 調査は25年10~12月、教科書を採択する権限を持つ全国の教委や国立・私立学校を対象に実施。教科ごとに、紙▽デジタル▽紙とデジタルの併用―の3形態から希望を聞いた。

 紙のみを選んだのは高校が約17%で、小中は6%台だった。デジタルのみは小中高で5~7%にとどまった。紙とデジタルの併用では、小学校の低・中学年の全教科で、紙の割合を多くすることを希望する回答が多数を占めた。